私は パン作りが好きなので、毎日 うちで食べるパンは ほとんどが 手作りです。
一般のパン屋さんやパン教室が使うような 温度や湿度をコントロールする発酵機を 使用せずに、そして 一般的なイースト菌を 使わずに作ります。
ですから、その時の季節や天候によって、こねてから 膨れるまでの時間が 大きく異なりませす。
まさに、自然に任せて作るパンなんです。
真夏でも6、7時間、冬だったら、丸一日たっても 充分膨らんでいないこともあります。
その分、のんびり慌てずに作れるパンでもあります。
上の写真は、赤紫蘇の季節に 赤シソジュースを発酵させたものに 小麦粉を混ぜ込んで パン用の酵母を作り始めた写真です。
赤紫蘇の色が 小麦粉の白色と混ざって きれいなピンク色になっています。
こちらは、その後何日かに渡って、小麦粉や全粒粉と水を継ぎ足して 発酵を進めたものです。
かなり薄まってしまったので、もうすでに ピンク色ではありません。
こちらは、完成した酵母を 小麦粉と一緒にこねて、パンを発酵させたものです。
この時は、それはそれはきれいに膨らんで、キメもなめらかで、感激して写真に収めました!
(できたパンは写真に撮っておかなかったのか、撮っていたとしても、すぐ整理しなかったので、たくさんあるパンの写真から どれがこのときの赤シソ酵母で作ったものなのか思い出せません。 ですから、出来上がりパンの写真はアップなしです。)
とにかく、出来上がるまでに時間のかかるパンなのですが、5月のワンデーレッスンでは、パン作りをメインのレッスンにしてみることにしました。
天板いっぱいに広げて焼く ちょっと 大胆なパンを 紹介します。
外はカリカリ、中はフカフカ (と言っても、一般に売られているパンのように、不自然なフカフカさではなくて、ちょっと変な表現かもしれませんが、かみごたえのあるフカフカさです。)
粉は、北海道産の強力粉、北海道産のライ麦粉、 酵母は ホシノ酵母。
(自家製酵母は、うまく発酵するか、また、どのくらいで膨らむか はかりかねるので、今回は、見送ります。)
ホシノ酵母の説明を ちょっとしておきましょう、、、。
この酵母は 目の荒いパウダー状のものですが、天然酵母として、自然食品店やパン材料専門店などで 販売されています。
時間はかかるものの 確実に膨れるし、日本の粉との相性も抜群です。
ホシノ酵母と北海道産の強力粉で作ったパンの出来上がりは、ちょっと もっちりしていて、香りも良く、いかにも日本のパンという感じです。
パンの他に、その時に手に入る旬のお野菜で作るサラダとスープ、穀物コーヒーと呼ばれている穀物ドリンクで作るプリンも 一緒に作ります。 (卵、乳製品不使用です。)
ホシノ酵母のパン作りに興味のある方は、是非、習いにいらして下さいね。