今、まさに 冬野菜が旬を迎えています。
毎朝、霜が下りるくらい寒いのに、人参、大根、白菜、蕪、長ねぎ、小松菜、どれも 元気で、(寒い冬だからこそ、冬野菜は元気に成長を遂げるのに、変な表現かもしれませんね、、、。) 見ていると、こちらも生気をもらえます。
人参は 土の中に根を伸ばして行く陽性な野菜ですが、その葉は、空に向かって勢いよく開いています。
そんな人参を いつも手に入れるようになると、葉を取られて売られている人参が、物足りなく見えたり、気の毒に見えたりするようになります。
「一物全体」、マクロビオティックの基本になっている考えです。
すべてのものは、それを構成しているものすべてがあって、そのものが存在していて、その価値があるという事です。
無駄なものは 何もないということでもあります。
(ものと書きましたが、これは人間にも言えることです。)
ですから、人参の葉も おいしくいただきます。
でも、実際のところ、人参も、大根も 実の方は、いろいろな形で料理を楽しむことができますが、葉付きでやってきたときに、どうやって使おうか? と 悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
私は 人参の葉の、胡麻和えが好きなので、茹でて、たっぷりの白胡麻と和えることが 多いです。
たくさんある時には、葉の部分だけを干して 手でもんで、乾燥キャロットリーフにして 保存し、スープに振り込んだり、ドレッシングソースに加えたりします。 (乾燥させると、びっくりするくらい かさが減ります。)
茎の部分は堅すぎるので、胡麻和えにも乾燥にもむかないのですが、スープのだしに使うと ちょうどいいです。
ということで、今月は 人参の葉レシピを 一つ ご紹介しましょう。
材料
人参の葉 50gくらい 塩(葉茹で用) 小さじ1
白ごま 大さじ2 もめん豆腐 1/4丁
米あめ 小さじ1〜2 塩 少々
しょうゆ 小さじ1/2
作り方
- 人参の葉は 茎から葉の部分を摘みとり、さっと湯がき、適当な大きさに切っておく。
- もめん豆腐は、水切りしておく。
- 白胡麻は、煎ってから すり鉢ですりおろす。
- 豆腐を加え、すり棒でつぶし、ペースト状にする。
- 米あめ、塩、しょうゆを加え、味を調える。
- 人参の葉を加え、和える。
ポイント
- 茎は、まとめてとっておいて、スープを作るときに、玉ねぎといっしょに炒めた後、野菜といっしょに煮んで使います。(できあがったら、取り出して捨ててもOK)
- 甘みが必要でなければ、米あめは 入れなくてもいいです。
- 米あめがなければ、てんさい糖シロップ、メープルシロップなどで代用してください。
- 塩とおしょうゆは、昔ながらの製法で作られた 質のいいものを使ってくださいね。
HAPPY COOKING !