最近は、パンを食べない代わりに いろいろな雑穀を製粉機で粉にして、水で溶いて焼いて食べています。 これでしたら、挽きたてですから酸化も最小限に止められますし、酵母を使って、膨らますこともありません。 パンを食べられなくっても これを機会に、いろいろな雑穀のシンプルなおいしさを堪能しています。
そばの実、小麦、玄米、キビ、アワ、ヒエ、たかきび、乾燥とうもろこし、毎日いろいろな雑穀を楽しんでいます。 挽きたての粉の香りってかぐわしいんですよ! (小粒なキビ、ヒエ、アワなどはあまりしないのですが、そばの実、小麦、はと麦などは、とってもいい香りです!)
作り方は超簡単ですが、作り方にコツがいくつかありますので、レシピとして下に書いておきますね。 製粉機がなくても、ほとんどの雑穀は粉にして売られていますから、新鮮な物を買い求めて作ってみてください。 (一度袋を開けたら、冷蔵庫に保管して早めに使い切りましょう!)
雑穀の粉の薄焼きレシピ
材料 (直径20cmのフライパン3枚分)
雑穀の粉 50g 塩 少々 水 100g~150g なたね油 小さじ1/2
作り方
- ボールに雑穀の粉、塩、水を入れて混ぜ合わせる。 そのまま30分ほどおく。 コツ1: 小麦、そばの実、たかきびなどのグルテンを多く含んだ粉は水を多めの分量に、玄米、ヒエ、アワ、キビなどは、水は少なめの分量にしてください。 パンケーキの様なドロッとした固さではありません。 どちらかというとシャバシャバしていた方が焼きやすいので、様子を見ながら水の量は変えてください。
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フライパンを火にかけ、煙が出るくらいまで熱する。 煙が出てきたらなたね油を回しいれ、火を弱火にする。 左手でフライパンを持って右手に水で溶いた雑穀の入ったボールを持ち、1/3量を一気にフライパンに流す。 同時に左手で持ったフライパンを回して一面に薄く流す。 (左利きの方はこの反対の方がやりやすいですね。 ) コツ2: フライパンの温度が低いと、くっついてしまい、裏返す時に、きれいにはがれてくれません。 コツ3: 注ぎいれると同時にフライパンを回さないと、均等に平らにならないで、でこぼこになって 丸く広がってくれません。
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弱火のまま焼く。 しばらくして生地が縮んで回りがめくれ上がってきたら裏返す。 裏返してからはお好みで、カリカリまで焼くもよし、何かをクルクル巻きたいのでしたら、巻けるような柔らかさで取り出してください。 コツ4: よく焼けていない時に裏返そうとすると切れたりぐちゃぐちゃになったりしてしまいますから、ちょっと焦げちゃうかなと思うくらいまで、我慢していじらないで下さい。
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同様にしてあと、2枚焼く。

これは、ヒエ粉の薄焼きです。 そのまま食べる時は、こんな風にカリカリに焼くのが私は好きです。

こちらはそば粉を柔らかめに焼いて、胡麻ペーストを塗り、これから 土鍋でコトコト煮たごぼうと茹でたブロッコーリーの茎の部分を巻くところです。 長時間煮込んだごぼうは、雑穀薄焼きとの相性もぴったりで、とってもおいし~いです!
冒頭の写真は、とうもろこし粉の薄焼き、いうなれば和製タコスです。 これにもコトコトごぼうと水菜をはさんでいます。
乾燥とうもろこしはこちらをどうぞ。(粉ではなくて挽き割りです。)
製粉機はちょっと値が張るのですが、頻繁にパンを焼いたり、粉料理を楽しみたい方にはお勧めです。
でも、今日のレシピの量くらいでしたら、製粉機じゃなくてもコーヒーのミルなどでもお粉にできると思いますよ。
Happy Cooking !