プリンやババロアなどよりも、ずっと 手軽にできるのに、なぜか、家で作る人が少ない
“わらび餅”です。
駅の売店や和菓子屋さん、スーパーなどで 売られているので、買って食べた事がある人は、結構いるようですが、、、、。
実は、この ”わらび餅”、この名前とは異なり、ほとんどの わらび餅が、実は、わらび粉ではなくて、タピオカやさつまいもの澱粉から 作られています。
わらび粉100%で、作られている わらび餅は、滅多に売られていません。
純粋なわらび粉を 売っているお店も あまりありません。
純粋なわらび粉で できているわらび餅は、一般的なわらび餅のように、白っぽくはなくて、黒っぽい色をしています。
料理教室で わらび餅を作るときには、その違いをお見せするために、両方で作ってみるのですが、実は、 「純粋なわらび粉で作った方が、断然おいしい!」と思う方は、それほど、いらっしゃいません。
味だけで判断すれば、その価値はないかもしれませんが、
(わたしが購入するお店では、お値段が一般的なわらび粉の8倍もします。)
体への作用ということを考えれば、やっぱり本わらび粉の 価値はそれなりにあるはずだと わたしは考えます。
マクロビオティックで多用する 葛粉にしてもそうですが、 葛も蕨も 日本に生息し、寒さの中でも、強い根を張る 生命力のある 植物です。
そんな根を 掘り起こして、時間をかけて作られる 蕨粉は、日本人の体には、すんなりと、溶け込むような気がします。
熱い国で育つ タピオカやさつまいもとは、その性質は似ていても、わたしたちの体に入った時に、その作用が、同等ということはないはずです。
「 身土不二 」 マクロビオティックでは、こんな表現をします。
自分が 身を置く環境と、体は、一体だということです。
飛行機や船で運ばれてくる 遠方のものは、長い目で見ると、人間にとっても 地球にとっても、無理があり、決して 持続可能なものではないということでも あります。
と、ちょっと、話が堅くなってしまったかもしれませんね。
“ わらび餅” のレシピは、こちらからどうぞ!
材料 (4人分くらい)
わらび粉 40g 水 200cc
きな粉 大さじ4 塩 小さじ1/4
黒蜜 大さじ2
作り方
- きな粉と塩を 混ぜ合わせておく。
- ボールに 氷水を用意しておく。
- ボールに わらび粉と水を入れて、よく混ぜ合わせた後、漉し器で 鍋に漉す。
- 鍋を火にかけ、中火で絶えずかき混ぜる。
- しばらくすると、とろみがつき、重たくなってくる。 弱火にして 練り続ける。
- 半透明になったら、火からおろし、スプーンですくいとって、準備していた氷水に落とす。
- 冷えたら、ざるに取り上げ、お皿にのせて、きなこと黒蜜を上からかける。
ポイント
- 簡単なレシピですが、練る際に 手が疲れるので、誰かと交換しながら、練ると楽です!
Happy Cooking !