私が作るパンの頻度で一番多いのがこのピタパンです。
なぜって、おいしくて食べやすいからです! 半分に切れば、ポケット状になるので、残り物のお惣菜を詰め込めばおいしいポケットサンドの出来上がりです! 普通のパンで作るサンドイッチは、脇からはみ出てきたりするので、はさむものも選ばなければなりませんが、このピタパンは、大根葉のみじん切り炒めなどの細かいものを入れても ポロポロ落ちてくることもないので、 本当に食べやすいんです。
それに 酵母があんまり元気じゃなくてもそれなりのピタができるので、約束して誰かに持っていったり、お料理教室で使う時に、膨れるかどうか心配しないで作れるからです。
材料は、小麦粉と、塩、水、オリーブオイルだけ、甘味料は一切入りません。
埼玉の地粉、農林61号で作れば、小麦の風味がきいた膨らみの少ない素朴なピタパンに、北海道の強力粉を使えばふっくらとした柔らかめのピタパンになります。
酵母は今回はホシノ天然酵母を使用しています。 ホシノ酵母の起こし方は(作り方)は、こちらをどうぞ。 (一般に使われている普通のイースト菌を使えば、安定したパンが短時間でできる上に 失敗も少ないのですが、乳化剤などの添加物が入っていて安全性に問題があるため 私は使わない様にしています。)
材料
強力粉か中力粉 250g 塩 4g (小さじ1/2強) ホシノ酵母種 15g ぬるま湯 130cc~150cc オリーブオイル 大さじ1
作り方
- ボールに小麦粉、塩、ホシノ酵母種、分量の水の3/4を入れて、手で混ぜ合わせる。 1/4の水は様子を見ながら、加減して加えていく。
- 混ざったら、生地をこねる。 生地がきめ細かくなってきたら、オリーブオイルを加えてさらにこねる。 (最初はベトベトしますが、 生地になじむとしっとりとするはずです。)
- ボールにビニール袋などをかぶせて休ませる。 生地が3倍くらいの大きさに膨れるまで待つ。(季節でかなり異なりますが、冬、寒い部屋でしたら一昼夜、夏の暑い時期でしたら6時間ほどで膨れます。)
- 発酵がすんだら、ボールから出して手でひとまとめにしてから 6等分にして、一つ一つボール型に丸める。
- オーブンにトレイを入れて250度で予熱しておく。
- 分割した生地を面ぼうを使って直系10cmくらい、厚さ4mmくらいの円形に延ばす。
- 熱くなったトレイをオーブンから取り出して、急いで 延ばした生地を置いて、8分~10分焼く。(やけどに注意してくださいね。 1,2分すると、面白いように、生地がプク~ッと膨らんできます。)
- 焼きあがったらラックに取り出して 冷めてから半分に切ってお好きなお惣菜をはさんで召し上がれ!
(写真は 白胡麻ペーストをぬって きんぴらごぼう&いとこんをはさんだものです。 きんぴらごぼうは、ピタとの相性が抜群です!)
Happy Cooking !